VoIPコーデックと回線
iPhoneにAcrobits Softphoneをインストールし、G.729aのコーデックも購入した。Acrobits Softphoneでは使用するコーデックの優先順位を指定できるので、実際どうなるのかを調べてみた。コーデックの優先順位はビットレート、音質を考慮して以下のように設定した。
- G.729a (8Kbps, 31.2Kbps on Ethernet)
- iLBC (15.2Kbps, 38.4Kbps on Ethernet)
- GSM (13Kbps, 87.2Kbps on Ethernet)
- G711 u-Law (64Kbps, 87.2Kbps on Ethernet)
- G711 a-Law (64Kbps, 87.2Kbps on Ethernet)
- G.722 (64Kbps, 87.2Kbps on Ethernet)
この設定でFUSION IP-Phone SMARTのを使って3G回線で電話すると、選択されたコーデックは以下の通りだった。
- 固定電話(光電話):iLBC
- 携帯電話(ドコモ):iLBC
- FUSION IP-Phone SMART(OS(4.2.2)標準のSIPクライアント):iLBC
- Localphone(OS(4.2.2)標準のSIPクライアント):接続不可
FUSION IP-Phone SMARTのサポートするコーデックはSpeex(8kHz), iLBC, GSM, G711μ, G.722とあるので、iLBCが選択されるようだ。
Localphoneを使って3G回線で電話すると、選択されたコーデックは以下の通りだった。
- 固定電話(光電話):G.729a
- 携帯電話(ドコモ):G.729a
- FUSION IP-Phone SMART(OS(4.2.2)標準のSIPクライアント):G711 u-Law
- Localphone(OS(4.2.2)標準のSIPクライアント):GSM
こちらはG.729aをサポートしており、回線が許せばG.729aが選択された。ただ、FUSION IP-Phone SMARTにコールした場合にGDMではなくu-Lawが選択される理由が良く分からない。ちなみにLocalphoneの純正アプリからiPhoneをコールしてAcrobits Softphoneで受けるとG.729aが選択された。
G.729aはIP-Phone SMARTを使う場合はがサポートされていないので、わざわざコーデックを購入してもまったく無駄となるが、Localphoneには良さそう。
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